“けんしゅん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嶮峻75.0%
険峻14.3%
賢俊10.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広東湾の白堊はくあの燈台に過去の燈は消えかけて、ハッピーバレーの嶮峻けんしゅんにかかった満月が年少の同志の死面を照りつけた。
地図に出てくる男女 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
それから越中の立山たてやま——ごらんなさい、あの雄大な、あの険峻けんしゅんな一脈が、あれが立山連峰でございます。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
尊氏のいいつけは、彼の耳のそばでささやかれたので、どんな内容かは、おなじふなやぐらにいた、師直もろなお賢俊けんしゅん、ほか幕僚の諸将にもわからなかった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)