“白堊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はくあ82.8%
しろつち6.9%
しらかべ3.4%
チョーク3.4%
しらつち1.7%
しろかべ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただに残って、今にそびえる天守閣の正しい均斉、その高欄をめぐらし、各層に屋根をつけた入母屋作りのいらか、その白堊の城。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
わが滿身の鮮血はけ散りて氣となり、この天この水と同化し去らんと欲す。われは小兒の如く啼きて、涙は兩頬に垂れたり。市に大なる白堊の屋ありて、波はそのを打てり。
さうして白堊にしておくと、始終剥げたり落ちたりして、修繕が面倒だからと、後の方だけは一面に燒板を張つて了つた。
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
カルクマンはドイツ語で「白堊の人」という意味だ。これは分った。だが、「オプフェル」はなにを意味するのだろう? これこそ、現在の状態を解く鍵だ。
園をかこめる低き鉄柵をみぎひだりに結いし真砂路一線に長く、その果つるところにりたる石門あり。入りて見れば、しろ木槿の花咲きみだれたる奥に、白堊塗りたる瓦葺の高どのあり。
文づかい (新字新仮名) / 森鴎外(著)
綺麗に刈込んだの垣を前に、後に深い杉の森をらし、数多い白堊の土蔵の夕日に照されてゐるのが常に遠く街道からされた。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)