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険難
ふりがな文庫
“険難”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
けんのん
80.0%
けんなん
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けんのん
(逆引き)
掌のうえに
載
(
の
)
せてやると、
険難
(
けんのん
)
がって鼻をくんくんいわせる。その様子はまるで人間の子供が、「もういい。もういい。」と云っているように見える。
犬の生活
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
だが、その吠える声になんらの
険難
(
けんのん
)
はありませんでした。それは自他の警戒のために吠ゆるのではなく、むしろ驚異のために吠えたようなものです——
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
険難(けんのん)の例文をもっと
(8作品)
見る
けんなん
(逆引き)
人生は決して平原ではない。山もあれば谷もあり、川もあり、坂もあり、峠もある。
不撓不屈
(
ふとうふくつ
)
とはこれらの
険難
(
けんなん
)
にうち勝つ精神を言ったものである。
青年の天下
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
意気
(
いき
)
の
凛然
(
りんぜん
)
たる一行中尤
著
(
いちじ
)
るし、木村君は
初
(
はじ
)
め一行に
向
(
むか
)
つて
大言放語
(
たいげんはうご
)
、利根の
険難
(
けんなん
)
人力の
及
(
およ
)
ぶ所に
非
(
あら
)
ざるを談じ、一行の元気を
沮喪
(
そさう
)
せしめんとしたる人なれ共、
本
(
も
)
と水上村の産にして
体脚
(
たいきやく
)
強健
(
きやふけん
)
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
険難(けんなん)の例文をもっと
(2作品)
見る
“険難”の意味
《名詞》
危険と感じること。また、そのようなさま。
不安に思うこと。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
険
常用漢字
小5
部首:⾩
11画
難
常用漢字
小6
部首:⾫
18画
“険難”で始まる語句
険難性
険難千方
険難至極
検索の候補
険難性
山谷険難
険難千方
険難至極
“険難”のふりがなが多い著者
小山清
幸田露伴
大隈重信
徳田秋声
中里介山
国枝史郎
夢野久作
泉鏡花