“けんのん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ケンノン
語句割合
剣呑43.9%
険呑25.9%
危険18.7%
険難5.8%
險難1.4%
剣難1.4%
危險1.4%
劍呑0.7%
劍難0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしそれにしても刃物は剣呑けんのんだから仲見世なかみせへ行っておもちゃの空気銃を買って来て背負しょってあるくがよかろう。愛嬌あいきょうがあっていい。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そこでコンナ処に居ては険呑けんのんだと気が付いたから、出来るだけ深く水の底を潜って、慶北丸の左舷の艙口ハッチから機関室に潜り込んだ。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「何、叔母さんさえ信用するんなら、船だけ借りて、ぐことは僕にも漕げます。僕じゃ危険けんのんだというでしょう。」
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
だが、その吠える声になんらの険難けんのんはありませんでした。それは自他の警戒のために吠ゆるのではなく、むしろ驚異のために吠えたようなものです——
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
つきさまはめくらだ、險難けんのん至極しごくな燈臺だ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
さアそうなると、わたしの手紙が此室ここにあると剣難けんのんです。わたしの名誉だって危いわ。いいえ、貴方が何処へ隠したって駄目。結局嗅ぎ出されるにきまっていますからね。
ふみたば (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
『醉つて? うです、少しつて來ました。だが女一人で此路は危險けんのんですぜ。』
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
何處どこまで山氣やまぎがあるんだかわからないんで、わたし少々せう/\劍呑けんのんになつてるんですよ。それでもはなれてゐるうちは、まあうかしてゐるだらうぐらゐおもつてはふつてきます。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
御母おかあさんはふとつてるから劍呑けんのんだ、けないと卒中そつちゆうられるかもれないと、安之助やすのすけ始終しじゆう心配しんぱいするさうだけれども、御米およねからはせると、心配しんぱいする安之助やすのすけも、心配しんぱいされる叔母をば
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
願哲 刃物をふりまはしては劍難けんのんだ。
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)