“安之助”の読み方と例文
読み方割合
やすのすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安之助(やすのすけ)は忙(いそ)がしいとかで、一時間(じかん)足(た)らず話(はな)して歸(かへ)つて行(い)つたが、小六(ころく)の所置(しよち)に就(つい)ては、兩人(りやうにん)の間(あひだ)に具體的(ぐたいてき)の案(あん)は別(べつ)に出(で)なかつた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
二歳の誕生を迎える安之助(やすのすけ)が、柿をいれた青竹の小さな籠を背にして、よちよちとあるく姿は考えるだけでも愛らしくたのしいものだった。——どうか一つでもよいから残って呉(く)れるとよい。
日本婦道記:箭竹 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
專門上(せんもんじやう)の知識(ちしき)のない小六(ころく)が、精密(せいみつ)な返答(へんたふ)をし得(う)る筈(はず)は無論(むろん)なかつた。彼(かれ)はたゞ安之助(やすのすけ)から聞(き)いた儘(まゝ)を、覺(おぼ)えてゐる限(かぎ)り念(ねん)を入(い)れて説明(せつめい)した。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)