“三之助”の読み方と例文
読み方割合
さんのすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諭吉ゆきちは、そのおとうさんのすえっとして大阪おおさかまれました。いちばんうえにいさんの三之助さんのすけで、そのしたに三にんのねえさんがありました。
名人とよばれた太海三之助さんのすけの一人息子でありましたが、海亀うみがめを助けてやつて、海亀に助けられたところから浦島うらしまといふあだ名がついて、後には浦島今太郎といふ通名とほりなになつて
動く海底 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
配偶つれあいは五年前に亡くなりましたが、たった一人のせがれ三之助さんのすけは、年寄りっ子の我儘わがまま育ちで、悪遊びから、とうとう勝負事にまで手を出すようになり、金看板のやくざ者になって