“海亀”の読み方と例文
読み方割合
うみがめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とめ金をはめなくても、空気のいきおいが強いものですから、見るみるふくれあがって、青黒い大きな海亀うみがめがはっているような形になりました。
青銅の魔人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
そうだとするとこれらの河童かっぱ捕獲の記事はある年のある月にある沿岸で海亀うみがめがとれた記録になり、場合によっては海洋学上の貴重な参考資料にならないとは限らない。
化け物の進化 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
名人とよばれた太海三之助さんのすけの一人息子でありましたが、海亀うみがめを助けてやつて、海亀に助けられたところから浦島うらしまといふあだ名がついて、後には浦島今太郎といふ通名とほりなになつて
動く海底 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)