“浦島”の読み方と例文
読み方割合
うらしま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
万葉集にある浦島うらしまの長歌を愛誦あいしょうし、日夜低吟ていぎんしながら逍遥しょうようしていたという小泉八雲は、まさしくかれ自身が浦島の子であった。
こうした変化がたった二週間ばかりの間に起こったのである。浦島うらしまの物語の小さなひな形のようなものかもしれない。
あひると猿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「音に聞く松が浦島うらしま今日ぞ見るうべ心ある海人あまは住みけり」という古歌を口ずさんでいる源氏の様子が美しかった。
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)