“低吟”の読み方と例文
読み方割合
ていぎん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
万葉集にある浦島うらしまの長歌を愛誦あいしょうし、日夜低吟ていぎんしながら逍遥しょうようしていたという小泉八雲は、まさしくかれ自身が浦島の子であった。
蝸牛角上かぎゅうかくじょう何事をか争わん……石火光中の身を寄す……富にしたがい貧に随いしばらく歓楽す……口を開いて笑わざるは痴人ちじんのみ……老人は、何時かそんな詩を低吟ていぎんしていた。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)