“さんのすけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三之助80.0%
山之助20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
配偶つれあいは五年前に亡くなりましたが、たった一人のせがれ三之助さんのすけは、年寄りっ子の我儘わがまま育ちで、悪遊びから、とうとう勝負事にまで手を出すようになり、金看板のやくざ者になって
「そうでござります。どういうお詮議せんぎで塗町の父のほうへ参られましたか知りませぬが、てまえはあの岡三庵おかさんあんのせがれでござります。血を分け合った一粒種の三之助さんのすけと申すものでござります」
是が間違の端緒こぐち、この娘おやまぜん申上げた白島山平の娘で、弟は山之助さんのすけと申して、親山平は十六年ぜんから行方知れずになり、母はくなって、この白島村の伯父の世話になって居りますが
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)