“あぶなく”の漢字の書き方と例文
語句割合
危険100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫れも動かないで刀丈前後とか上下とかに振るのなら、まだ危険あぶなくもないが、三十人が一度に足踏をして横を向く時がある。ぐるりと廻る事がある。膝を曲げる事がある。
坊っちやん (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
しかし、それではお前の身が却って危険あぶなくなりはせんか。お前は現在イサク殺しの嫌疑者として召喚されているのだぞ。然るにお前はイサクとの不和を可笑おかしい程くどく云うではないか
死の復讐 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それも動かないで刀だけ前後とか上下とかに振るのなら、まだ危険あぶなくもないが、三十人が一度に足踏あしぶみをして横を向く時がある。ぐるりと廻る事がある。膝を曲げる事がある。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)