“あぶの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
83.3%
浮雲8.3%
危険8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曲「あゝ痛うごぜえます、ああぶのうございます、鼻の先へ……えゝ仕方がないから申上げますが、実はなんでごぜえます、わたくしが主人に頼まれてほかへ持っていく手紙でごぜえます」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「市之丞様お逃げなさりませ! 浮雲あぶのうござります、お逃げなさりませ!」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「さ、お逃げなさりませ! ここにおっては浮雲あぶのうござんす」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
危険あぶのうございます」と云って宜道ぎどうは一足先へ暗い石段を下りた。宗助そうすけはあとから続いた。町と違って夜になると足元が悪いので、宜道は提灯ちょうちんけてわずか一丁ばかりのみちを照らした。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)