危険あぶの)” の例文
旧字:危險
危険あぶのうございます」と云って宜道ぎどうは一足先へ暗い石段を下りた。宗助そうすけはあとから続いた。町と違って夜になると足元が悪いので、宜道は提灯ちょうちんけてわずか一丁ばかりのみちを照らした。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)