“険岨”の読み方と例文
読み方割合
けんそ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのあたりは険岨けんそで馬にっていくことができないので、馬を下男にわたして帰し、独りになって、うねりくねった山路を越えていった。
成仙 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
関所で駕籠乗物の用意をするというのを謝絶ことわって、やはり馬で行きました。険岨けんそな道へかかったら馬から下りて歩くと言って出て行きました。
道もない険岨けんそな山をきわけて登り、水の音を聞いてこの谷に降りて来た。やぶと木の根を伝い、岩をとび越えまた水の中を押し渡り、砂礫されきを踏みつけた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)