“錐揉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きりも87.5%
きりもみ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冷やかに眺めてさばき、深く自省に喰い入る痛痒いたがゆ錐揉きりもみのような火の働き、その火の働きの尖は、物恋うるほど内へ内へと執拗しつこく焼き入れて行き
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
土器の中には此石錐いしきりにてけたるに相違無き圓錐形のあな有る物有り。すでに錐の用を知る、焉ぞ錐揉きりもみの如き運動うんどうねつを用ゆる事をらざらん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
さっきまで無事進空を続けていた宇宙艇であったが、火星の高度二万メートルのところから急に錐揉きりもみ状態に陥って煙の尾を曳きながら墜落を始めたのだ。
火星探険 (新字新仮名) / 海野十三(著)