“楽欲”のいろいろな読み方と例文
旧字:樂欲
読み方割合
げうよく42.9%
ぎょうよく28.6%
ぎようよく14.3%
らくよく14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ときくちは『楽欲げうよく』のかわきこがれ、しんざう
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
生活を高めようとする心と、ほしいままに身を投げ出して楽欲ぎょうよくを求むる心と。——これらのものが絶えず雑多な問題を呼び醒ます。
この詩を広く人生にして解せむか、いはく、凡俗の大衆は眼低し。法利賽パリサイの徒と共に虚偽の生を営みて、醜辱汚穢おわいの沼に網うつ、名や財や、はた楽欲ぎようよくあさらむとすなり。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
独逸民法精神論の解説を公刊した頃は、頭脳の明晰を以て天下に迎へられた俺が、此頃は全く疲れた。俺の官能は強烈の刺戟に生き、俺の肉体は楽欲らくよくにとろかされた。
畜生道 (新字旧仮名) / 平出修(著)