楽欲ぎょうよく)” の例文
旧字:樂欲
生活を高めようとする心と、ほしいままに身を投げ出して楽欲ぎょうよくを求むる心と。——これらのものが絶えず雑多な問題を呼び醒ます。
しかし恋の楽欲ぎょうよくづ了解したのはむしろ花子であつた。彼女は自分の肉体が女王に、自分の精神が奴隷どれいになり果てるのを急激に経験し理解した。
水に沈むロメオとユリヤ (新字旧仮名) / 神西清(著)