“玉簪”の読み方と例文
読み方割合
ぎょくさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてはや、楽府(がくふ)の仙楽と満庭の万歳のうちに式を終って、今しも袞龍(こんりょう)錦衣(きんい)のお人影が、侍座(じざ)の玉簪(ぎょくさん)や、侍従の花冠(はなかんむり)と共に珠(たま)の椅子(いす)をお立ちあらんと見えたときであった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
晃然(きらり)とあるのを押頂くよう、前髪を掛けて、扇をその、玉簪(ぎょくさん)のごとく額に当てたを、そのまま折目高にきりきりと、月の出汐(でしお)の波の影、静(しずか)に照々(てらてら)と開くとともに、顔を隠して、反らした指のみ
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)