“楽々”のいろいろな読み方と例文
旧字:樂々
読み方割合
らくらく77.8%
らく/\22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身仕度(みじたく)を整えた伝吉は長脇差(ながわきざし)を引き抜いた後(のち)、がらりと地蔵堂の門障子(かどしょうじ)をあけた。囲炉裡(いろり)の前には坊主が一人、楽々(らくらく)と足を投げ出していた。
伝吉の敵打ち (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
生れて四十年、一反(たん)五畝(せ)の土と十五坪の草葺のあばら家(や)の主(ぬし)になり得た彼は、正に帝王(ていおう)の気もちで、楽々(らくらく)と足踏み伸ばして寝たのであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
私が死んだら嘸(さぞ)お前が楽々(らく/\)すると思うから、本当に私は一時(いちじ)も早く楽に死度いと思うが、何うも死切(しにき)れないね
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
成程(なるほど)、空(す)きに空(す)いた上(うへ)にも、寝起(ねおき)にこんな自由(じいう)なのは珍(めづ)らしいと思(おも)つた。席(せき)を片側(かたがは)へ十五ぐらゐ一杯(いつぱい)に劃(しき)つた、たゞ両側(りやうがは)に成(な)つて居(ゐ)て、居(ゐ)ながらだと楽々(らく/\)と肘(ひぢ)が掛(か)けられる。脇息(けふそく)と言(い)ふ態(さま)がある。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)