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らく/\
語句 | 割合 |
樂々 | 40.0% |
楽々 | 40.0% |
落落 | 20.0% |
宗助は
樂々と
火鉢の
傍に
胡坐を
掻いて、
大根の
香の
物を
噛みながら
湯漬を四
杯ほどつゞけ
樣に
掻き
込んだ。それから
約三十
分程したら
御米の
眼がひとりでに
覺めた。
成程、
空きに
空いた
上にも、
寝起にこんな
自由なのは
珍らしいと
思つた。
席を
片側へ十五ぐらゐ
一杯に
劃つた、たゞ
両側に
成つて
居て、
居ながらだと
楽々と
肘が
掛けられる。
脇息と
言ふ
態がある。
古人曰、「大丈夫胸中
灑々落落。如
ク二光風霽月
ノ一。任
ズ二其
ノ自然
ニ一。何
ゾ有
ラン二一毫之動心
一哉」(○明、王耐軒筆疇の語)と、是即ち標的なり。