“樂々”の読み方と例文
新字:楽々
読み方割合
らく/\100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし彼の態度には十分に無意識的な威嚴があり、彼の擧動は非常に樂々らく/\としてゐて、彼自身の外形に對してはまつたく無關心の容子であつた。
宗助そうすけ樂々らく/\火鉢ひばちそば胡坐あぐらいて、大根だいこんこうものみながら湯漬ゆづけを四はいほどつゞけざまんだ。それからやく三十ぷんほどしたら御米およねがひとりでにめた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
宗助そうすけつくゑまへ坐蒲團ざぶとんせて、其上そのうへ樂々らく/\胡坐あぐらいたとき手拭てぬぐひ石鹸しやぼん受取うけとつた御米およね
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)