楽々らく/\)” の例文
旧字:樂々
私が死んだらさぞお前が楽々らく/\すると思うから、本当に私は一時いちじも早く楽に死度いと思うが、何うも死切しにきれないね
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
成程なるほどきにいたうへにも、寝起ねおきにこんな自由じいうなのはめづらしいとおもつた。せき片側かたがはへ十五ぐらゐ一杯いつぱいしきつた、たゞ両側りやうがはつてて、ながらだと楽々らく/\ひぢけられる。脇息けふそくさまがある。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)