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『夜あるき』
ふりがな文庫
『
夜あるき
(
よあるき
)
』
余は都会の夜を愛し候。燦爛たる燈火の巷を愛し候。 余が箱根の月大磯の波よりも、銀座の夕暮吉原の夜半を愛して避暑の時節にも独り東京の家に止り居たる事は君の能く知らるゝ処に候。 されば一度ニユーヨークに着して以来到る処燈火ならざるはなき此の新大 …
著者
永井荷風
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
止
(
とむ
)
懐
(
いと
)
悪魔
(
メフイスト
)
静
(
しづけ
)
汚
(
まみ
)
直
(
たゞち
)
交際
(
まじはり
)
美
(
うるは
)
家中
(
かちゆう
)
止
(
とゞま
)
混合
(
まじへ
)
傍
(
かたへ
)
引
(
ひか
)
余
(
われ
)
反
(
そら
)
揺
(
ゆらめ
)
申上
(
まをしあぐ
)
静
(
しづま
)
出
(
いづ
)
現
(
あらは
)
候
(
さふら
)
出
(
いだ
)
湧出
(
わきいづ
)
甘味
(
かんみ
)
覚
(
さま
)
酔
(
ゑ
)
下衣
(
シユミーズ
)
佇立
(
たゝず
)
何処
(
いづこ
)
冷
(
つめた
)
喧
(
かしま
)
夜半
(
やはん
)
宛
(
さなが
)
居心
(
ゐごゝろ
)
彼方
(
あなた
)
戯
(
たはむ
)
明
(
あかる
)
横
(
よこたは
)
汝
(
なれ
)
萎
(
しを
)
費
(
つひや
)
賑
(
にぎやか
)
逃去
(
のがれさ
)
閉
(
とざ
)
集
(
あつま
)
響
(
ひゞき
)
風采
(
みなり
)
何故
(
なにゆゑ
)
出
(
い
)
延
(
のば
)
後
(
うしろ
)
栄
(
さか
)
滴
(
したゝ
)
申候
(
まをしそろ
)
眩
(
まばゆ
)
突込
(
つきこ
)
立止
(
たちとゞ
)
縁下
(
ペーズメント
)
連
(
つらな
)
静
(
しづか
)
上衣
(
うはぎ
)
候
(
そろ
)
其
(
そ
)
凡
(
すべ
)
呼出
(
よびいだ
)
啜
(
すゝ
)
埃及
(
エヂプト
)
夜
(
よる
)
寂寥
(
せきれう
)
将
(
は
)
少時
(
しばし
)
已
(
すで
)
後
(
のち
)
徐
(
おもむろ
)
心地
(
こゝち
)
忽
(
たちまち
)
忽如
(
こつじよ
)
戻
(
もと
)
押当
(
おしあつ
)
撲
(
う
)
楽
(
たのし
)
横町
(
よこちやう
)
此方
(
こなた
)
歩
(
あゆ
)
汚辱
(
をじよく
)
汝
(
な
)
碧
(
みどり
)
立現
(
たちあらは
)
立罩
(
たてこ
)
糞
(
ふん
)
紅
(
べに
)
紐育
(
ニユーヨーク
)
聳立
(
そばだ
)
股引
(
もゝひき
)
脱
(
と
)
脱捨
(
ぬぎす
)
蒼
(
あを
)
誘
(
いざな
)
近
(
ちかづ
)
頻
(
しきり
)