“三子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みつご40.0%
さんこ20.0%
みこ20.0%
みつこ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれ伊豫の國を愛比賣えひめといひ、讚岐さぬきの國を飯依比古いひよりひこといひ、あはの國を、大宜都比賣おほげつひめといひ、土左とさの國を建依別たけよりわけといふ。次に隱岐おき三子みつごの島を生みたまひき。またの名はあめ忍許呂別おしころわけ
源太胸には苦慮おもひあれども幾干いくらか此に慰められて、猪口把りさまに二三杯、後一杯をゆるく飲んで、きさまれと与ふれば、お吉一口、つけて、置き、焼きかけの海苔畳み折つて、追付三子さんこの来さうなもの
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
俺の下に女の子でも生れたら、おやじは三子みことでも名づけるつもりだったのだろうか。女は生れなかった。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
太郎・次郎等の漢音の行われた後も、女子については久しい間この風がありました。たとえば長女は大子おおいこ、次女は中子なかつこ、三女は三子みつこ、四女は四子よつこと呼んだようであります。
名字の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)