“さんこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三呼20.0%
三個20.0%
三鈷20.0%
三顧13.3%
三子6.7%
三戸6.7%
三湖6.7%
三箇6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帝國軍艦旗ていこくぐんかんき翩飜へんぽんひるがへるをば、さら其時そのときは、軍艦ぐんかん」の萬歳ばんざいと、電光艇でんくわうてい萬歳ばんざいとを三呼さんこせられよ。
こたへて、かれが『うむ、いよ/\ちがひない、船幽靈ふなゆうれいメー。』と單獨ひとりでぐと/\何事なにごとをかつてるのをながしながら、なほよくその海上かいじやう見渡みわたすと、いまゆる三個さんこ燈光とうくわう
遣唐使けんとうしにしたがって、遠く中国に留学され、その地で真言の秘奥をきわめられると、『この三鈷さんこの落ちとどまるところが、わが宗旨をあげひろめる霊地である』
かくのごとく三顧さんこれいならってお願いをかさねまする
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
源太胸には苦慮おもひあれども幾干いくらか此に慰められて、猪口把りさまに二三杯、後一杯をゆるく飲んで、きさまれと与ふれば、お吉一口、つけて、置き、焼きかけの海苔畳み折つて、追付三子さんこの来さうなもの
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
このむら半農半漁はんのうはんりよう小部落しようぶらくであるが、地震ぢしん當日とうじつ丁度ちようど蠶兒掃立さんじはきたてあたり、暖室用だんしつよう炭火すみびもちひてゐたいへおほく、そのうち三十六戸さんじゆうろつこからはけむりし、つひ三戸さんこだけはあがるにいたつた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
笠ながらぬかづき行くや春の寺 三湖さんこ
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
この火山島かざんとう直徑ちよつけいわづか三粁さんきろめーとる小圓錐しようえんすいであつて、その北側きたがは人口じんこう二千五百にせんごひやくまちがあり、北西ほくせい八合目はちごうめ噴火口ふんかこうがある。火孔かこう三箇さんこ竝立へいりつして鎔岩ようがんたゝへ、數分間すうふんかんおきにこればしてゐる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)