“三鈷”の読み方と例文
読み方割合
さんこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あたかも江戸にも播州ばんしゅうにも和歌山にも皿屋敷があったり、真言宗が拡まった国には必ず弘法大師三鈷さんこの松類似の話があったり
遣唐使けんとうしにしたがって、遠く中国に留学され、その地で真言の秘奥をきわめられると、『この三鈷さんこの落ちとどまるところが、わが宗旨をあげひろめる霊地である』
高さ一尺二、三寸の銅像で、左の足で蓮花を踏み、右の足を高く上げ、左の手は腰にあて、三鈷さんこを持った右の手を頭上に振りかざし、やや忿怒ふんぬの相を帯びた半裸体のものである。
金峰山 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)