“播州”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばんしゅう90.9%
ばんしう4.5%
ばんしゆう2.3%
バンシウ2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これにおるは、播州ばんしゅう小寺政職おでらまさもとが家老、黒田職隆もとたかが子にあたる官兵衛孝高よしたかである。——そちはまだ初めてであろう。ごあいさつせい」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
具清の家は大きくて、城のやうな家なのでしたが、丁度ちやうど夏で酒作りをする蔵男くらをとこの何百人は、播州ばんしうへ皆帰つて居た時だつたのださうです。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
どこもみななごりしいが、いまとほつてゐる播州ばんしゆう海岸かいがん印南野いなびぬも、とほりすぎきれないほどになつかしくおもつてゐると、ちょうどむかうのほうに、なんだか、ちかよつてきたいこゝろおこさせる
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
我等、播州バンシウヘ入国ノ初ヨリ、朝暮、官兵衛ヲ側ニ置テ、ソノ才智ヲ計リ見ルニ、我等モ及バヌ処アリ。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)