秩父山塊の金峰山は、私の古い山旅の朧げな記憶の中では、比較的はっきりしている方である。此山の名を知ったのは小学校の何級であったか忘れたが、何でも暗射地図で甲州の北境に栗の毬殻に似た大きな山の符号があって、それが金峰山だと教えられたのが最初で …
著者 | 木暮理太郎 |
ジャンル | 歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本 |
ジャンル | 芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション |
初出 | 「日本山岳会会報」1932(昭和7)年7月 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約5分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約8分(300文字/分) |