“みつゝ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三個50.0%
三歳25.0%
三箇25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雲飛うんぴは三年の壽命じゆみやうぐらゐなんでもないとこたへたので老叟、二本のゆびで一のあなふれたと思ふと石はあだかどろのやうになり、手にしたがつてぢ、つひ三個みつゝあなふさいでしまつて、さて言ふには
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
或る日嬢様に向つて私も愈/\来春らいはるは博士論文を呈出しますと仕たり顔に云ふと、オヤ貴君あなたも御用学者になるの、博士と云ふと大層らしいが三年経つと三歳みつゝといふ比喩たとへもありますから子
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
君だから内幕を話すが二銭に三箇みつゝ石鹸シヤボンナ。あれは一百いつそく一貫の品だ。一と晩に一百売ると五貫余儲かる、夏向になると二百や三百は瞬く間に売れる。
貧書生 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)