三個みつゝ)” の例文
正面しやうめん伸上のびあがつてれば、むかふから、ひよこ/\三個みつゝ案山子かゝしも、おなじやうな坊主ばうずえた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
雲飛うんぴは三年の壽命じゆみやうぐらゐなんでもないとこたへたので老叟、二本のゆびで一のあなふれたと思ふと石はあだかどろのやうになり、手にしたがつてぢ、つひ三個みつゝあなふさいでしまつて、さて言ふには
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)