“大子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいご75.0%
おおいこ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌日午前六時大子だいご駅出発。これから八里の山道を登って、今夜は海抜三千三百三十三尺、八溝山やみぞさんの絶頂に露営する積りである。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
水戸から久慈郡へ拔けて蒟蒻粉で有名な大子だいごの町から折れて下野へ出た。或る山の小村で夜を明して翌日那須野を横斷して其日は一日のうちに鹽原の奧まで行つた。
痍のあと (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
太郎・次郎等の漢音の行われた後も、女子については久しい間この風がありました。たとえば長女は大子おおいこ、次女は中子なかつこ、三女は三子みつこ、四女は四子よつこと呼んだようであります。
名字の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)