“美音”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びおん71.4%
いいこえ14.3%
びをん14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天女てんによ御空みそらふがごと美音びおんは、こゝろなき壇上だんじやうはなさへさへゆるぐばかりで、滿塲まんじやうはあつとつたまゝみづつたやうしづまりかへつた。
「あれは東雲しののめさんの座敷だろう。さびのある美音いいこえだ。どこから来る人なんだ」と、西宮がお梅にたずねた時、廊下を急ぎ足に——吉里の室の前はわけて走るようにして通ッた男がある。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
へんかほにうつるとおまへきららはれるからとて美登利みどりふきして、高笑たかわらひの美音びをん御機嫌ごきげんなほりし。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)