トップ
>
美音
>
びおん
ふりがな文庫
“
美音
(
びおん
)” の例文
天女
(
てんによ
)
御空
(
みそら
)
に
舞
(
ま
)
ふが
如
(
ごと
)
き
美音
(
びおん
)
は、
心
(
こゝろ
)
なき
壇上
(
だんじやう
)
の
花
(
はな
)
さへ
葉
(
は
)
さへ
搖
(
ゆる
)
ぐばかりで、
滿塲
(
まんじやう
)
はあつと
言
(
い
)
つたまゝ
水
(
みづ
)
を
打
(
う
)
つた
樣
(
やう
)
に
靜
(
しづ
)
まり
返
(
かへ
)
つた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
押
(
を
)
せば
開
(
ひ
)
らく
片折戸
(
かたをりど
)
に
香月
(
かうづき
)
そのと
女名
(
をんなヽ
)
まへの
表札
(
ひようさつ
)
かけて
折々
(
をり/\
)
もるヽ
琴
(
こと
)
のしのび
音
(
ね
)
、
軒端
(
のきば
)
の
梅
(
うめ
)
に
鶯
(
うぐひす
)
はづかしき
美音
(
びおん
)
をば
春
(
はる
)
の
月夜
(
つきよ
)
のおぼろげに
聞
(
き
)
くばかり
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
流
(
なが
)
し
素人連中
(
しろうとれんぢう
)
にも
上手
(
じやうず
)
の人々は我も/\と
聲
(
こゑ
)
自慢
(
じまん
)
もあれば又
節
(
ふし
)
自慢
(
じまん
)
もあり最も
賑
(
にぎ
)
はふ其が中に今宵城富は
國姓爺合戰
(
こくせんやかつせん
)
鴫
(
しぎ
)
と
蛤
(
はまぐり
)
の
段
(
だん
)
を語りけるに
生得
(
しやうとく
)
美音
(
びおん
)
の事なれば
座中
(
ざちう
)
鳴
(
なり
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
殊
(
こと
)
に、あの
朗々
(
ろうろう
)
たる
美音
(
びおん
)
で、
柄
(
がら
)
にもなくシューベルトの子守歌を一とくさり歌ってきかせたときなどは、
満場
(
まんじょう
)
大喝采
(
だいかっさい
)
であった。だが、その温厚な大使も、僕にとっては、敵国人に違いはなかった。
人造人間殺害事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
女
(
をんな
)
らしう
温順
(
おとな
)
しう
成
(
な
)
つたと
褒
(
ほ
)
めるもあれば
折角
(
せつかく
)
の
面白
(
おもしろ
)
い
子
(
こ
)
を
種
(
たね
)
なしにしたと
誹
(
そし
)
るもあり、
表町
(
おもてまち
)
は
俄
(
にはか
)
に
火
(
ひ
)
の
消
(
き
)
えしやう
淋
(
さび
)
しく
成
(
な
)
りて
正太
(
しようた
)
が
美音
(
びおん
)
も
聞
(
き
)
く
事
(
こと
)
まれに、
唯
(
たゞ
)
夜
(
よ
)
な/\の
弓張提燈
(
ゆみはりでうちん
)
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“美音”の意味
《名詞》
美 音(びおん)
美しい音声。
(出典:Wiktionary)
美
常用漢字
小3
部首:⽺
9画
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
“美音”で始まる語句
美音会
美音錠