“びおん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
美音83.3%
鼻音16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なが素人連中しろうとれんぢうにも上手じやうずの人々は我も/\とこゑ自慢じまんもあれば又ふし自慢じまんもあり最もにぎはふ其が中に今宵城富は國姓爺合戰こくせんやかつせんしぎはまぐりだんを語りけるに生得しやうとく美音びおんの事なれば座中ざちうなり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ことに、あの朗々ろうろうたる美音びおんで、がらにもなくシューベルトの子守歌を一とくさり歌ってきかせたときなどは、満場まんじょう大喝采だいかっさいであった。だが、その温厚な大使も、僕にとっては、敵国人に違いはなかった。
人造人間殺害事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
普魯西プロシヤにては貴族めきたる鼻音びおんにて物言う「レエベマン」を見ては、往きてこれと遊ばん勇気なし。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)