“國中”のいろいろな読み方と例文
新字:国中
読み方割合
こくちう57.1%
クニナカ28.6%
くぬち14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんぢこゝろしとおもはばそれにてし、」と幼君えうくん滿足まんぞくしてたまへば、「しからば國中こくちう鳥屋とりや申附まをしつけあらゆる小鳥ことり才覺さいかくいたしてはや御慰おなぐさみそなたてまつらむ、」と勇立いさみたてば
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
中臣・藤原の遠つオヤあめの押雲根命オシクモネ。遠い昔の日のみ子さまのおしの、イヒと、みを作る御料の水を、大和國中クニナカ殘る隈なく搜しモトめました。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
ここに天皇、高山に登りて、四方よもの國を見たまひて、りたまひしく、「國中くぬちに烟たたず、國みな貧し。かれ今より三年に至るまで、悉に人民おほみたから課役みつきえだちゆるせ」