“くぬち”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:クヌチ
語句割合
国内40.0%
國中20.0%
口内20.0%
国中20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吹風ものどに吹なり冬といへど雪だにふらぬ吉備の国内くぬち
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
ここに天皇、高山に登りて、四方よもの國を見たまひて、りたまひしく、「國中くぬちに烟たたず、國みな貧し。かれ今より三年に至るまで、悉に人民おほみたから課役みつきえだちゆるせ」
ここを以ちて大殿こぼれて、悉に雨漏れども、かつて修理をさめたまはず、一〇をもちてその漏る雨を受けて、漏らざる處に遷りりましき。後に國中くぬちを見たまへば、國に烟滿ちたり。
口内くぬちのねばり酒の香
宿酔 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
どるらるの品のさだめは大八島おおやしま国中くぬちあまねく問ふべかりしを
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)