“クヌチ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:くぬち
語句割合
国内100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唯さへ、おほまがつび・八十まがつびの満ち伺ふ国内クヌチに、生々した新しい力を持つた今来イマキの神は、富みも寿も授ける代りに、まかり間違へば、恐しい災を撒き散す。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
かくよさしまつりし国内クヌチに、荒ぶる神たちをば、神訊カムトはしに訊はし給ひ、神掃カムハラひに掃ひたまひて、発言コトヽひし磐根・木根立ち、草の隻葉カキハをも言封コトヤめて……天クダしよさしまつりき。