“国中”のいろいろな読み方と例文
旧字:國中
読み方割合
くにじゅう47.4%
こくちゅう21.1%
くになか15.8%
クニナカ5.3%
くぬち5.3%
こくちゆう5.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
——とまれ、数正の出奔は、家康が一生中の不祥事ふしょうじだったし、国中くにじゅうの大事件であった。彼は、即日、岡崎へ出向いた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むかし、三にんぼうさんが、日本にっぽん国中くにじゅう方々ほうぼう修行しゅぎょうしてあるいていました。
人馬 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
どなたでもこの高殿の上から、広い国中くにじゅう
加賀の国黒壁くろかべは、金沢市の郊外一里程りていの処にあり、魔境をもっ国中こくちゅうに鳴る。けだ野田山のだやまの奥、深林幽暗の地たるに因れり。
妖僧記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
こゝで文治殿が一度逃出せば、生涯悪人の汚名を負わなければ成らぬ、そんなむずかしい事を云っても分りますまいが、天網恢々てんもうかい/\にして洩らさず、其の内に再び召捕めしとられたら、いよ/\国中こくちゅうへ恥をさらさなければ成りますまい
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そこで、国中こくちゅうに、
金の魚 (新字新仮名) / 小川未明(著)
遠い代の昔語り。耳明らめてお聴きなされ。中臣藤原の遠つおやあめのおしくもね。遠い昔の 日のみ子さまのおしのいひとみ酒を作る御料の水を、大和国中くになか残る隈なく捜し蒐めました。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
国中くになかのあちこちには、傷ましい史蹟が多い。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大和の国中くになかに、宮うつし、宮さだめ遊した代々よよの日のみ子さま。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
遠い昔の日のみ子さまのおしの、イヒと、みを作る御料の水を、大和国中クニナカ残る隈なく捜しモトめました。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
大和の国中クニナカに、宮ウツし、宮サダアソバした代々ヨヨの日のみ子さま。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
更に遠く、大和国中クニナカの、何処ドコからか起る一番鶏イチバンドリのつくるとき。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
どるらるの品のさだめは大八島おおやしま国中くぬちあまねく問ふべかりしを
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
さうして国中こくちゆう若隠居ばかりになつて了うたと為れば、お前どうするか、あ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)