トップ
>
国中
>
くになか
ふりがな文庫
“
国中
(
くになか
)” の例文
旧字:
國中
大和の
国中
(
くになか
)
に宮遷し宮
奠
(
さだ
)
め遊した代々の 日のみ子さま、長く久しいみ代々々に仕へた中臣の家の神わざ、お姫様、お聞き及びかえ。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
されどいかがしてこれを
五一
征
(
せい
)
し得ん。只
戸
(
いへ
)
ごとに
五二
暮をかぎりて堅く
関
(
とざ
)
してあれば、
近曾
(
このごろ
)
は
国中
(
くになか
)
へも聞えて、人の
往来
(
いきき
)
さへなくなり侍るなり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
国中
(
くになか
)
のあちこちには、傷ましい史蹟が多い。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
中臣藤原の遠つ
祖
(
おや
)
あめのおしくもね。遠い昔の 日のみ子さまのお
食
(
め
)
しの
飯
(
いひ
)
とみ酒を作る御料の水を、大和
国中
(
くになか
)
残る隈なく捜し蒐めました。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
父母これを嘆きて
私
(
ひそ
)
かにはかるは、
一九
あはれ
良
(
よき
)
人の
女子
(
むすめ
)
の
皃
(
かほ
)
よきを
娶
(
めと
)
りて
二〇
あはせなば、
渠
(
かれ
)
が身もおのづから
脩
(
をさ
)
まりなんとて、あまねく
国中
(
くになか
)
をもとむるに、幸に
媒氏
(
なかうど
)
ありていふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
▼ もっと見る
次いで、遥かな/\豁の流れの色が白々と見え出す。更に遠く、大和
国中
(
くになか
)
の何処からか起る一番鶏のつくるとき。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
大和の
国中
(
くになか
)
に、宮
遷
(
うつ
)
し、宮
奠
(
さだ
)
め遊した
代々
(
よよ
)
の日のみ子さま。長く久しい御代御代に仕えた、中臣の家の神業。郎女さま。お聞き及びかえ。遠い代の昔語り。耳明らめてお聴きなされ。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
更に遠く、大和
国中
(
くになか
)
の、何処からか起る一番鶏のつくるとき。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“国”で始まる語句
国
国許
国境
国府津
国是
国府
国手
国人
国土
国風