“媒氏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかだち33.3%
なかうど33.3%
なこうど33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三一てきすべからねば、おそらくはうけがひ給はじ。媒氏なかだちの翁ゑみをつくりて、大人うしくだり給ふ事甚し。
父母これを嘆きてひそかにはかるは、一九あはれよき人の女子むすめかほよきをめとりて二〇あはせなば、かれが身もおのづからをさまりなんとて、あまねく国中くになかをもとむるに、幸に媒氏なかうどありていふ。
柴の里の庄司しょうじの一人女子むすめで、大内おおうち采女うねめにあずかっていたのが婿を迎えることになり、媒氏なこうどをもって豊雄の家へ云って来た。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)