“国是”の読み方と例文
読み方割合
こくぜ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……その国是こくぜに不満なりといわば、万乗の君に、逆意を抱くも同じことであると、またも、彼の雄舌にくし立てられるにちがいない。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
衆議院議員は日本の国是こくぜを討議するための国民の代表者であって、府県会議員のように一地方の利害問題に局促きょくそくたるべきものではありません。
選挙に対する婦人の希望 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
日本の国是こくぜはつまり開戦説で、とうとうあの露西亜と戦をして勝ちましたが、あの戦を開いたのはけっして無謀にやったのではありますまい。
中味と形式 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)