“局促”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょくそく66.7%
きよくそく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
衆議院議員は日本の国是こくぜを討議するための国民の代表者であって、府県会議員のように一地方の利害問題に局促きょくそくたるべきものではありません。
選挙に対する婦人の希望 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
曙覧が新言語を用い新趣味を詠じごうも古格旧例に拘泥せざりしは、なかなかに『万葉』の精神を得たるものにして、『古今集』以下の自ら画して小区域に局促きょくそくたりしと同日に語るべきにあらず。
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
ある宵われまどにあたりて横はる。ところは海のさと、秋高く天朗らかにして、よろづのかたち、よろづの物、凛乎りんことして我に迫る。あたかも我が真率ならざるを笑ふに似たり。恰も我が局促きよくそくたるを嘲るに似たり。
一夕観 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)