“局々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つぼねつぼね75.0%
つぼね12.5%
ところところ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土足の武者たちは、局々つぼねつぼね調度ちょうどを荒らし、御簾みすを引き落し、お座所の御手筥みてばこからとばりまでひッくり返して、家探しに興がッた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
などと、局々つぼねを出てたたずみ合い、ひつぎでも送り出すように涙を溜め、中にはすすり泣きする者すらあった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ほほほほ、みんな自己じぶんから割り出すのね。どうせ局々ところところで違うのだから、一概には言えないのでしょうよ。ねエ、お千鶴さん。伯母様もいつかそうおっしゃったでしょう。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)