“局限”の読み方と例文
読み方割合
きょくげん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、話をやあ公のすきなものの方にのみ局限きょくげんしなければならない。そうでないと、いつ話が空気入れの上に落ちぬともかぎらぬからである。
空気ポンプ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
天数人命、宇宙のふしぎな配置を、かりに天意とよぶならば、天意は、その時代に応じて英雄をつくり、その器量に応じて、任じる使命を、局限きょくげんしているようである。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幾たびか慰撫いぶの使者を伊丹いたみへ向け、村重を懐柔かいじゅうして、この事件を一先ず内部的なものに局限きょくげんして済ませたいと、極力つとめて来たここ二ヵ月間のあとを眺めて、いかに伊丹の離反りはんとその影響が
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)