“つぼね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
98.9%
局々1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
愛宕あたごさんのはうがよろしいな。第一大けおますわ。』と、お光は横の方にみすのかゝつたつぼねとでも呼びさうなところを見詰めてゐた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
一番目は在来の大阪落城を桜痴おうち居士が改作したもので、団十郎の宮内のつぼねと新蔵の木村重成、この母子おやこの別れの場が最も好評であった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
などと、局々つぼねを出てたたずみ合い、ひつぎでも送り出すように涙を溜め、中にはすすり泣きする者すらあった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)