“調度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうど46.7%
てうど46.7%
したく6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土足の武者たちは、局々つぼねつぼね調度ちょうどを荒らし、御簾みすを引き落し、お座所の御手筥みてばこからとばりまでひッくり返して、家探しに興がッた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此邸こゝにては煤取すゝとりさゝ座敷ざしきにこぼれて、ひやめし草履ぞうりこゝかしこの廊下らうかちりみだれ、お雜巾ぞうきんかけまするもの、おたゝみたゝくもの家内かない調度てうどになひまはるもれば、お振舞ふるまひさゝふて
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
げ其上喜八が命乞いのちごひ首尾しゆびすまし申べし其間そのあひだ必ず/\御兩人とも短見はやまり給ふなと異見いけんをなし妻にも能々よく/\云付いひつけおき長屋の者を頼みて平兵衞は早々さう/\調度したくをなし下總しもふさの古河へぞおもむきける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)