“国風”のいろいろな読み方と例文
旧字:國風
読み方割合
くにぶり46.7%
こくふう33.3%
クニフリ6.7%
くにふう6.7%
クニブリ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国風くにぶりとして、何人にも無関係でないのみならず、また、何人もこれに対していくばくの責任を負ふべきものであります。
これは我が国風こくふうでもあり、第一には武士道の感化でもあろうが、それだけに我がかたき討なるものが甚だ単調になるのはむを得ない。
かたき討雑感 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
此風俗歌は、短歌の形式であつて、国風クニフリの歌をいふのである。此国ふりの歌は、其国の寿詞に等しい内容と見てよろしい。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
小成しょうせいに安んじるのがお国風くにふうですから、金持にしても百万以上のは片手の指を折るほどしかありません。殊に伊豆からこの辺へかけて薄志弱行はくしじゃっこうの本場です。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
この歌を国風クニブリと言ふ。新しく、宮廷に服従を誓ふ意味のもので、毎年初春に、服従を新しくしたのである。
古代人の思考の基礎 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)