“薄志弱行”の読み方と例文
読み方割合
はくしじゃっこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小成しょうせいに安んじるのがお国風くにふうですから、金持にしても百万以上のは片手の指を折るほどしかありません。殊に伊豆からこの辺へかけて薄志弱行はくしじゃっこうの本場です。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
それでは何だか自分にも薄志弱行はくしじゃっこうのように思われて、何だか心持が悪かったが、或時何かの学術雑誌を読むと、今の青年は自己の当然修むべき学業を棄てて
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
これらはもとよりその人の薄志弱行はくしじゃっこうに基づくとはいえ、畢竟ひっきょう自己を自覚していなかった故である。
現代学生立身方法 (新字新仮名) / 大隈重信(著)