“御主人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごしゆじん65.0%
ごしゅじん20.0%
おうち5.0%
おんあるじ5.0%
ミウシ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
只今たゞいま御門ごもんまへ乞食坊主こじきばうずがまゐりまして、御主人ごしゆじんにおかりたいとまをしますがいかがいたしませう」とつた。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
そして御主人ごしゅじんからつよさむらいをさがしていというおおせをけて、こんなふうをして日本にほん国中くにじゅうをあちこちとあるきまわっているのでした。
金太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「さあ、どうか。非常にごぶさたをしました。御主人おうちじゃ相変わらずおせわしいでしょうな。ははははは」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
其時将軍の扈従こじゅうの臣の内藤外記げきが支え立てして、御主人おんあるじ役に一応御試み候え、と云った。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
でも、この場の大伴の御主人ミウシの侫弁に、いつの世の政治家にも当る普遍なものを感心させたのは、演出と作者の力がぴつたりしたからであつた。
「なよたけ」の解釈 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)