“外記”の読み方と例文
読み方割合
げき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柴田外記げきと古内志摩はまだみえないそうで、小関は世評どおり「安芸と甲斐が不和」であると信じたのだろう、べつの座敷へ案内した。
多湖たご外記げきは、亀井能登守の江戸家老だった。べっこうぶちの大眼鏡を額へ押し上げて、微笑の漂っている視線を、岡部辰馬のうえに据えた。
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
石母田外記げきは、これで十分、自分の気持を説明したつもりらしいが、武蔵にとっては、少しも説明されたことにはならない。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)